トップページ ≫ 文芸広場 ≫ BAN瞳の言わせて頂戴 ~がんと友人の死~
文芸広場
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先日52歳の友人が大腸がんで亡くなった。
47歳で発症し、5年間がんと戦い続けた。
彼女とはもう15年くらいのお付き合い。
私は彼女から学んだことは「いつも笑顔」。
彼女が愚痴をこぼしたり、嫌な顔したりしたことを一度も見たことがない。
がんの痛みで辛い時も、モルヒネで意識がなくなりそうな時も、そして最後も笑顔だった。
彼女との別れの顔が彼女の人生の全てを語っていた。
がんと言えば、市川海老蔵の奥さん、小林麻央さんが進行性の乳がんを公にした。
私の周りでも乳がんで乳房摘出手術をした友人、そして義理の母も6年前に乳房とリンパを摘出している。
義母はステージ2と診断されたが、残念ながらリンパに転移が見られ、がんの顔つきがよくないことから乳房とリンパを摘出。
私が驚いたのは、傷跡だった。乳房はもちろん、脇からリンパをえぐり取られていた。
命が助かったことは本当によかったけれど、手術をしてから温泉好きの義母は一度も旅行にいかない。何歳になっても女性は女性なのだ。
乳がん検診を呼び掛けているが、さいたま市の検診は40歳から1000円でマンモグラフィーを受けることができる。
20、30代の人は1万円近い金額を払わなければならない。
さらにマンモグラフィーは痛い。
今の若者が何の症状もないのに、わざわざお金を払い、検診にいくのは難しい。
もっと若い時から乳がん検診ができるようにさいたま市でも考えてもらいたいものだ。
現在では乳がんは12人に1人がなる病気、しかし早期発見で治る可能性も高い病気でもある。
私も早速検診の予約をしよう。決して他人ごとではないのだ。
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