文芸広場
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梅雨ではあるが、晴れた日の日差しは気になる。日焼け止めクリームなしで、帽子で防ごうと思っていたが、複数のひとから「焼けたね」と言われ、あせった。早速、店のUV商品コーナーに走った。だが、それこそたくさんある中からひとつを選ぶのに時間が掛かった。
日焼け止めクリームも、パッケージが可愛かったり、カバンに付けておけるようにホルダーが付いていたり。まず、自分にとっては、外装はどうでもよい。次に、香りがきついものは嫌。これについては、ほとんどが香り付きで困った。比較的、香りの強くないものを数点選ぶ。また、成分がシンプルな方が安心。見てみると、結構沢山の成分が。成分が少ないものにさらに絞る。そして、価格。手頃な価格のものにする。やっと選べた。
日焼け止めクリームを選ぶのだけでも、たいへん。
思えば、これまでたくさんの選択を繰り返してきたものだ。商品選びのような小さなものから、大きなものまで。大きなものには、進学のことや、就職、結婚、家の購入等があった。
漢字は変わるが、梅雨時の「洗濯」は、渇きが悪いのが嫌。家族4人分の夏の洗濯は、量が結構ある。タオルは、何度か振ってから干すとふわっとしやすいと最近知り、一所懸命振るわたし。
思えば、遠くに来たものだ。子ども時代から、たくさんの選択を繰り返し、自分の選択の自由を行使してきた。そして、今は、4人分の洗濯物を干している。
何を選ぶかは自由だ。ひとに大きな迷惑を掛けなければいい。少々の迷惑は許して下さい。
4人分の洗濯物へと繋がった、わたしのフリーダムは、これからもつづくつづく。
檀 ままこ
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