トップページ ≫ ライフ ≫ 健康 ≫ 夏の人気飲料第1位は?~熱中症との関係
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夏の飲み物はといえばどんなものが浮かぶだろう。
総合マーケティング支援を行なうネオマーケティングが全国の20歳から69歳の男女1000名を対象に「飲料と熱中症予防」をテーマに調査した結果によると、回答者のおよそ9割、圧倒的な数字をあげたのが「麦茶」である。
また、熱中症の経験は?の質問に、全体では21.8%が「自分や家族がなったことがある」と答えた。一方、暑い街で有名になったここ埼玉県熊谷市はというと、15%と全体より6.8ポイント低い。暑い街ならではの意識の高さが伺える。
では、その熱中症予防には何が効果的なのだろか。
ノザキクリニック院長、野崎豊先生によると、「熱中症は体内の水分やミネラルのバランスが崩れたり、体内の調整機能が低下するなどして発症する障害の総称で、最悪の場合は死に至る可能性もある病態です」と述べている。
また、日中だけでなく夜間や深夜の睡眠中にも注意すべきだと野崎先生は付け加える。
睡眠中は汗で体内の水分とミネラルが多量に失われるからだ。
これらのことから、遅い時間にも飲めるミネラル豊富でカフェインのない麦茶が有効といえよう。
ミネラル入りの麦茶の血流を改善する研究成果は2003年に第11回日本ヘモレオロジー学会で発表されている。
さらに「日本の夏は湿度が高いため、熱中症になりやすい環境だと言えますが、ミネラル入りの麦茶には体の余分な熱を奪い、内部体温を低下させる『体温下降効果』があることも、我々の研究から明らかになっています」と語る野崎氏。
ここ数年、毎年5万人もが熱中症で救急搬送されているが、今年もさらに警戒が高まっている。まずは、身近な対策として、手軽で安価な麦茶で水分とミネラルをこまめに取り入れ、猛暑と熱帯夜に立ち向かおうではないか。
ノザキクリニック院長 野崎豊先生 プロフィール
日本小児学会専門医
認定産業医
日本体育協会 公認スポーツドクター
日本東洋医学会 代議員
漢方専門医
臨床内科医会専門医
古城 智美
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