トップページ ≫ コラム ≫ 埼玉の余話 ≫ あれから40年!嗚呼 新自由クラブ
コラム …埼玉の余話
新自由クラブは今から丁度40年前、金権政治を批判して河野洋平氏、山口敏夫氏等によって設立された。「続いて10年、うたかたの政党ですよ」と私が言ったとたん、山口敏夫氏が「あなたは若い!何もわかっていない!」と怒り出した。案の定、そのブームは7年~8年ぐらいで終り、10年目で解散した。
気の毒だったのは、新自由クラブの県会議員だった。自民党に戻りたい一心で、山口敏夫氏と復帰運動に精を出した。ようやく自民党に復党が認められると佐久間実氏等にすり寄った。改革の魂は死んでいた。仕方ないことなのだ。それからは議長になりたい人達となった。親分の山口敏夫氏は中曽根派に入り、事務総長にまでなった。しかし、波乱にまみれて失脚。塀の中からでてきて、結局は都知事選にまで顔をだして、失笑された。悲話である。人間の一生、政治家の一生、それぞれだが、悲話の主では情けない。
そんなおり、昔の側近で元県会議員の堀口真平氏が亡くなった。享年84才。老衰だそうだ。昨年は同じく側近だった金子圭介氏が世を去った。まだ、70才にもならなかったのに。これまた悲話だ。合掌
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