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コラム …雪んこの頑張って咲きます♪
今年は「古き良きもの」に触れる機会が多くあった。
例えば、伊勢神宮、能や狂言、建築など日本人であることに誇りをもてるようなもの。
こういったものはその伝統を継承すべきであると切に願うが、それとは対照に「古き悪しきもの」もこの1年で浮き彫りになっている。
その最たる例が古い体質の都議会だ。
これを暴くヒーロー・小池百合子氏の誕生とともに悪しき膿を出し、新しき良き都政になることを誰もが期待しているであろう。
さらに、ショッキングな「古き悪しきもの」が文春によって明らかにされた。
それは年末に行われるレコード大賞である。
レコード大賞は1959年に創設され、その年の最高峰の歌を決める歴史ある賞レースだ。
娯楽がテレビしかない1970年代から80年代にかけてがもっとも最盛期を迎えた。毎年わくわくしながらその発表を待ったものだ。
その由緒正しき賞であるはずのものが、なんと出来レース、しかも買収であったと文春が暴いた。
昔からレコード会社や事務所の力関係により受賞者が決まっているとの指摘もあったが、それが業界のタブーとなり暴かれることがなかった。
では、昨年のレコード大賞を振り返ってみよう。
昨年一番CDが売れたのは、170万枚の売り上げを果たしたAKB48の「僕たちは戦わない」だった。誰もがAKBが取ると疑わなかったはず。だが、受賞したのは2年連続、3代目J Soul Brothers「Unfair World」だった。
この歌の売上枚数は約20万枚、年間ランキングは31位である。
そして文春は、芸能界大手事務所・バーニングプロから3代目J Soul Brothers所属事務所への1億円の請求書が「年末のプロモーション業務委託費」という項目で出されたと請求書の写真つきで掲載した。
まあ、出どころは内部告発であろう。ちなみにバーニングプロの周防社長は芸能界のドンと言われているひとである。
このように、タブーとされてきた都議会や芸能界の悪しき風習が次々露呈されることとなった昨今、アメリカがトランプによってどう変わるかと同じように、注目すべきところとなった。
さあ、次はどんな闇が文春によってあらわにされるのか。
文春からも目がはなせない日々である。
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