社会
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一流企業といわれている電通のあまりにも過酷な残業が問題となって、刑事事件にまで発展しようとしている。電通は創業時に吉田社長の「鬼の十訓」で、働く者の使命感を説いて有名になった。そして電通は社員も役員も一丸となって働き、一流となった。創業時はどこもそうだ。世の中は常に表と裏だ。きれいごとを言っている企業や人もそこまでには血のでるような過酷に耐えて今を創ってきた。まして中小零細企業はおしなべてそうだ。しかし、法は法だ。残業の例外規定は管理監督者だ。この者は、企業と浮沈を共にするのだから、経営トップや役員と同じだ。但し、報酬も権限もそれなりに与えられなければならない。愚かなリーダーは元的思考しかできないから、法のまえに屈して、暗愚とともに組織を崩壊させてしまう。特別な使命をもった人間をどれだけつくれるか。これが組織浮沈の鍵だ。
少し飛ぶが、かって教師聖職論を日教組はけって労働者となった。教師こそ、特別の使命をもった特別職だ。日教組はその後ますます凋落して、先日はその委員長まで素行の最悪さを雑誌でかかれて辞職。正しく、己をみつめ、企業も人も賢く生きるべきだ。自分の都合優先者はそれでいい、一般の働く人だ。伸びる会社はいつの世も2パーセントの人が支えているのだ。
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