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コラム …男の珈琲タイム
いつの年もいつの世も必ずいろんな事があってそして流れ去っていく。私事だが最愛の身内を失った。あまりにも突然の別れだったのでしばらくは実感がなかったが、じわじわと深い悲しみと喪失感がおしよせてきた。友も逝ってしまった。会者定離の哲理を思い知らされた。政治の世界でも相変わらぬ権力闘争があって、アメリカでもおもいがけぬ人が勝利をおさめた。韓国でも権力者がいままさに倒れんとする、古木の姿を見せている。都知事も変わった。ずいぶんいい加減の政治を知事達はやってきたものだ。全て都民の血税を飲みこむかたちで権力者達が百鬼夜行の如くうごめいていたのだ。権力欲は永遠にこの世からなくなることはない。この欲があるからこそ、世の中は激しく動いていくのだ。しかし、私利私欲は認めることはできない。公の場にある者は己を厳しく律して公益のために汗を流すのはあたりまえのことだ。私企業も公器だ。それを忘れてしまった企業犯罪も多々あった。枚挙にいとまがないほどだ。安保法案もあくまで強く平和を守るものでなければならない。平和は人類の永遠の願いだ。「枯木立軍靴の音の遠からず」という句が胸に焼きついている。年の瀬の俳句だ。全てが去ってまた新しき年がやってくる。
「友逝きて 星ふえし天よ 年果つる」 修太。
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