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コラム …埼玉の余話
政治の劣化は述べるまでもないが、地方議会のお粗末さは目を覆うばかりだ。
例の百条委員会。一体何がでてきたというのか。はじめからわかっていたとはいえ、この百条委員会は都議選へのパフォーマンスいがいの何ものでもない。委員の勉強不足、質問力の無さにはあいた口がふさがらなかった。人間の頭脳の優劣は質問能力に表れることが多いといわれるが、大いにうなずける。そんな中で救われる思いがあったのは、さいたま市議会だ。例の自民党分裂劇における、8名の市議の勇気と、リーダーの見識の高さと胆識だ。このリーダーの著書をあらためて読んだ。この人は真に博覧強記の人だ。まさに謦咳に接した感が強かった。こういう人達に地方政治を深め、盛りあげてもらいたいと思った。政治家はいかなる人もその人の中核に教養と見識を秘めていなければならない筈だ。
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