トップページ ≫ 社会 ≫ あなたの自動車税で1本の木がよみがえる!『彩の国みどりの基金』
社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
今年の夏はあいにくの雨ながらも、海に山にドライブした方もたくさんいるのでは?埼玉は海なし県だが、山はたくさんあるので近場のドライブも充分楽しめる。
埼玉県では自動車税の一部を財源として、みどりの再生が図られているのをご存知だろうか。自動車は二酸化炭素を排出するが、それを吸収してくれるのは緑だ。そこで、自動車に乗る者に緑を守るための負担をしてもらおうと、自動車税の一部を財源として平成20年4月に「彩の国みどりの基金」が創設された。自動車一台あたりの県民の負担額は500円程度だが、平成28年度は約13億円もの財源が確保され、森林の整備や身近な緑の保全等に役立っている。
森林整備に関していえば、昭和50年から平成17年の30年間で県内の平地林は東松山市の面積とほぼ同じ6500ヘクタールが失われたが、この基金を活用して平成20年度から27年度までの8年間で7720ヘクタールの森林を整備することができ、成果を上げている。
森林が整備されれば、二酸化炭素の吸収率が高まり地球温暖化も防げるし、景観も改善され健やかな森林へと再生される。
以前、売れっ子小説家の発言で印象に残ったものがある。「自分がたくさん納めた税金で、この信号機もあの信号機も自分が建てたようなものだ」。少し表現は違ったかもしれないが、小説家は地元で街の様子を見るとそう考えるそうだ。
その表現を拝借すれば、あなたの税金で埼玉のみどりのうち、ある1本の木をよみがえらせたと考えてみてはいかがだろうか?実際に1本だとは言い切れないが、税金の使い道に思いをはせる感覚は大切だ。このことは、県の政策への関心へとつながり、選挙の投票行為の意識も高まるに違いない。
有賀摩美
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