社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
官邸主導、国会との力関係において今ではさしたる抵抗もなく当たり前のように言われているが、以前はそうではなかったと感じている。
行政府として実務を担当する内閣、対してお目付け役としてその実務をチェックし、また立法府として行政の行為自体を規定する法律を作る国会。本来は上だの下だのない関係のはずだ。
私はこの原因を一点あげよといわれたら現行選挙制度、小選挙区制にあると考えている。立候補の段階で党本部に公認という生殺与奪権を一手に握られている以上、この小選挙区制においては個々の議員の立場は圧倒的に弱く、まして新人であればすべてに従わざるを得ないだろう事は想像に難くない。
中選挙区制の時代には党から一定の距離を保って是々非々のスタンスで臨み、時には政権に対して物申す気骨ある与党議員が確実に存在していた。
また三角大福中時代のように権力闘争に明け暮れたとされる時代でさえ政治がダイナミックであったという点において意味があったと感じている。
単色に染まらない与党、一方具体的な政権構想とその行政担当能力に信をおける自立した野党、その併存が渇望されている。
より難しい時代に突入していく日本、ひとりひとりが我が身に引き受けて考えていく問題であろうと思う。
小松 隆
バックナンバー
新着ニュース
- エルメスの跡地はグッチ(2024年11月20日)
- 第31回さいたま太鼓エキスパート2024(2024年11月03日)
- 秋刀魚苦いかしょっぱいか(2024年11月08日)
- 突然の閉店に驚きの声 スイートバジル(2024年11月19日)
- すぐに遂落した玉木さんの質(2024年11月14日)
特別企画PR