社会
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いよいよ森友問題も最終局面を迎えつつあるようだ。
佐川前国税庁長官の証人喚問は何の中身なく終わった。
ここから迫田元理財局長 もしくは昭恵夫人の証人喚問は行われるのだろうか?
またここにきて理財局側からのゴミ処理問題に関する荒っぽいやり口が次から次へと明るみに出る最中急転直下、大阪地検による立件はとりやめた。
枝葉を取ってシンプルに考えると、この問題の要諦は市井の一私人にこのような絵空事でもあり得ないような破格の厚遇が行われたかのは何故かという一点につきる。あとの事は枝葉末節と断じても言い過ぎではなかろう。
原則として役人の仕事とは法に乗っ取って粛々と手順通りに進められるのが常である。
その域を超える判断が求められるような事はそもそもしようとするメンタリティーがない。
つまりそうした事が現実に行われた場合には誰がどう推論しても別次元の強力な圧力があったとしか考えようがないではないか。
ここまでは異論なく衆目の一致している点であろうと思う。
これまでの経緯から考えると政権は逃げおおせてしまうのかもしれない。だがこのレベルまで信を失った状態で、仕切り直してまた何かをなすことなど果たして可能なのだろうか。
それにしてもこの状況下に及んでも尚、自民党内部から政権中枢に鼎の軽重を問う発言はほぼ皆無である。ごく一部、村上誠一郎氏やここの所の石破茂氏を除いては。
だんまりを決め込む与党代議士が大多数であるというこの現事実こそが、極めて憂慮される事態なのである。
自由闊達に物を言い合える雰囲気が全くない。息苦しささえ漂っている。これもまた忖度というものなのだろうか。
有権者の負託をうけた代議士たるもの、緊急時、いざ鎌倉という時にはそれぞれが自らの思うところを拠り所として、自身の判断で発言、行動するべく腹を括ってもらいたい。
書生じみているのは承知で、本稿はこの言葉で締めくくりたい。
『民信なくば立たず』
小松隆
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