社会
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五月人形やこいのぼりはどちらの親が買うものか?息子が生まれた時、自分の両親が大きな鎧を長男にも次男にも買ってくれた。当たり前のことだと思っていた。初孫が生まれ、お嫁さんの実家から五月人形が送られてくるものだと勝手に思い込んでいた。しかし、待てど暮らせど何の音沙汰もなかった。初孫が生まれたのに初節句をしてあげないわけにはいかないと、慌てて購入した。
昔のようにどちらの親が買うという決まりは徐々に無くなってきている。しかし、全く知らん顔もないでしょう。最近では両家が相談し、無理のない範囲で購入する家が増えてきている。
男の赤ちゃんが生まれて、初めて迎える節句を初節句といってお祝いする。生まれたばかりの赤ちゃんが丈夫に、たくましく成長するように願いを込めてお祝いする行事で、江戸時代から続いているならわし。
予算は10万円から30万円と言われているが、最近では3万円くらいのお手軽な五月人形も増えてきている。
あまり大きな五月人形を買わない理由に、昔とは違ってきている家族形態にある。広い庭付きの一軒家に3世代で住んでいた時代には、こいのぼりを上げ、大きな人形を飾っていた。ご近所同士でどこの家に男の子が生まれたのか一目でわかったものだ。最近は核家族が増え、マンション暮らしの夫婦が多い。さらに共働き世帯が多くなっているため、出し入れが簡単なケース入りの五月人形が人気だという。
昔からの習わしを大切にしたいと思いながら、空にゆっくりと泳いでいるこいのぼりをみる。心が温かくなるのを感じた。
馬淵 凛子
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