トップページ ≫ 社会 ≫ 30期連続増収増益達成へ! ヤオコーの取組
社会
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先日5月14日、ベルサール八重洲に於いてヤオコーの2018年3月期の決算説明会が行われた。
売上高4149億9200万円、営業利益169億6900万円、経常利益165億2800万円、純利益110億400万円。既存店の売上が伸長し、業績をけん引。人件費増、デリカ・生鮮センター2期事業、新物流センターの稼働により減価償却費が増加したが、経費増を上回る売上増でカバー。新規店舗として、7月に流山おおたかの森店(千葉県流山市)、10月に館林アゼリアモール店(群馬県館林市)、11月に八百幸成城店(東京都調布市)、日野南平店(東京都日野市)、浦和パルコ店(埼玉県さいたま市)、2月に東松山新宿町店(埼玉県東松山市)の6店舗を出店するとともに、2店舗を閉店。既存店の活性化策として、11店舗について大型改装を実施。2019年3月期通期の連結決算は、売上高4300億円(前期比3.6%増)、営業利益173億円(1.9%増)、経常利益169億円(2.2%増)、純利益111億円(0.9%増)を予想。川野澄人社長より、「2018年3月期は単体ベースで29期連続の増収増益となった。今後、さらに1キロ圏内商圏シェアの拡大、プレミアム商品を含むPB売上比率11%、野菜などお客様に支持される商品の強化を図る」。2019年3月期は、「伝票のペーパーレス化、需要予測に基づく発注などができる新情報システムに大きく投資。500店舗まで対応可能なシンプルなシステムに変更し、店舗作業を軽減。既存店売上を確実に上げながら、店舗作業軽減と経費削減を進める厳しい期になるが、社員一丸となってで30期連続増収増益をなしとげたい」との発表があった。
好業績を長年続けられる企業に共通する点として、徹底した顧客志向があげられる。上記内容から一例をあげればPB(プライベートブランド)商品への取組もそれに該当する。単に仕入れて売るだけではなく、小売業の現場にしかない今・ここ・私の顧客嗜好をダイレクトに反映させたPB商品の開発により、NB(ナショナルブランド)との値頃感も含めた選択肢を提供し、ひいてはそれがお客様の満足度を高めることにも直結する。買い物という行為そのものを楽しんで欲しいという姿勢が感じられる。
ヤオコーはアドマイヤードカンパニー(賞賛される会社)を目指しているという。いってみれば世の中になくてはならない会社であろうとする決意の表れであろう。成功企業にはやはり学ぶべきたくさんのヒントがあるようだ。埼玉本拠の元気印企業、ヤオコーの次の一手が注目される。
(株式会社ヤオコー第61期決算説明会資料より内容を一部引用)
小松隆
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