トップページ ≫ コラム ≫ 埼玉の余話 ≫ はじまっている県議前哨戦の問題
コラム …埼玉の余話
各地で来年春の県議選の前哨戦がはじまっている。問題はどんな人物を県議会へ送り出したらよいのかということだ。この3年半、選ばれた県議達の不祥事をみていると、とにかく普通では考えられないことばかりだ。つい先日も、経験不足というか未熟な県議の愚行があった。県職員を何時間も拘束して、問い詰め続けたのだ。よくあることだが、県議会議員が自分の部下のように扱うシーンだ。時には怒鳴り、恫喝までする。今回、上田知事は見かねて、異例の抗議をした。2年前も副知事は激怒した。そして職員に強い口調で注意を促した。「あんた達は県会議員に雇われているのか!」と。要するに住民の代表たる自覚に乏しい者が県会という権力の座について、いつの間にか錯覚をおこしてしまう。恐ろしい光景なのだ。今、新しい県議を目指いしている新人の中でも、そのような種を宿している者を見かける。例えば、駅頭で平身低頭、頭を垂れていても、日常にかえると平気で約束を破る。平気で仲間を裏切る等々、鼻持ちならぬ者がいるのだ。有権者は駅頭で彼等にやられてはいけない。実の人を選んでほしい。難しいが、選挙は有権者の試練の場だということを自覚してほしい。
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