なでしこ便
女性ならでは眼コミ、口コミ、スパイシー語録
電車で杖を持った高齢の女性の隣に座った時のこと。反対側の男性がスマホを見ていたので、私もとスマホを取り出した。するとその女性がおもむろに荷物のタグの様な赤い札を取り出して私に見せた。赤地に白抜きでプラスとハートマークが印字されてた。
一瞬、それが何なのか理解できなかったが、ハッとして「ごめんなさい!」と席を離れた。心臓のペースメーカーを付けている方ではと思ったのだ。最近では15センチ以上離せば、携帯電話も大丈夫とのことだが、前にペースメーカーを付けたばかりの知り合いが磁気について説明していたのを思い出したからだ。
後日テレビでそれが『ヘルプカード』というものであったのを知った。助けて!というお願いカードだ。私が知らなかっただけなのか、あまりまだその時には公告されていなかったように思う。知っていれば、彼女が何をして欲しかったのか聞いたのに。ごめんなさい!
でもそうではない、それが何か知らなくても一言声を掛ければ良かったのだ。思い返せば、その『一言』を言っていれば、ということが何度もある。つい気後れして言いそびれた一言が、後から後悔につながる。あと一声かけていたら誤解や理解、いろいろな人との触れ合いもひろがったはずなのだ。自然体で、臆することなく人に話しかける練習がまだまだ私には必要だ。
おばちゃん精神を見習おう、まずは『アメおひとつ如何!?』
鹿山夕子
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