社会
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大阪の警察署内留置管理課・接見室のプラスチックの板を破って逃走した樋田容疑者。窃盗、強制性交などの既存の罪に加えて、逃走し、ひったくりをし、泥棒とさらに罪を重ねた。逮捕された場所は400キロも離れた場所、逃亡日数は48日。驚いたのは、写真撮影に応じたり、県庁に出向き職員と接触するなど大胆な行動だ。県庁職員は真面目な日本一周挑戦者として対応した。髪型が変わったとはいえ、目元はごまかせないはずだが。四国では警官が職務質問するも、そこもすり抜けている。(自転車の防犯登録番号を確認しないという初歩的な重大なミスを警察が犯している)。はらだたしいのは、この逃亡犯を一種の英雄のように報じるマスコミだ。ひったくりに遭った被害者もいる。女性を狙った犯罪を犯した人間だ、このまま逃亡をゆるして、恐ろしい被害にあってしまう女性がいた可能性もある。温泉施設で、よくあれだけ目立つ入れ墨が人の目を逃れたのも不思議だ。
自分が直接被害にあわないと、警戒しない日本人。これは日本人良さでもあり、弱点かもしれない。身近な危機管理を総点検する時期ではないか?
陸奥 光
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