沖縄の知事選、那覇の市長選と、自民党は2連敗を喫した。自民党はこれは沖縄の特殊事情だと弁解したが、必ずしもそうではない。今、日本全土に漠然とした不安と不信が安倍内閣に寄せられていて、これが来春の統一選にかなりの影響を及ぼすと筆者は見る。モリトモ問題に対する国民の世論は納得をしていないからだ。その影響力はジワジワと寄せてきている。まして、自民党県議団は2人の書類送検者を出しているにもかかわらず、知らぬ顔の半兵衛を決め込んでいる。小さなことではない。有権者の不信は募るばかりだ。しっかりとしめてかからないと意外の結果を招くおそれがあると言って過言でない。