トップページ ≫ 社会 ≫ 「なぜ私だけ?」セクハラ疑惑の新井元市議反論
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後味の悪い川越の風景だ。新井市議セクハラ疑惑の席に同席した3名の市議は知らぬ顔の半兵衛を決め込んで、次期に備えている。
議会事務局の女性職員への「セクハラ発言」があったとされ、辞職した新井喜一氏について第三者委員会が「セクハラに該当されるとおもわれる」という報告をした翌日、新井喜一氏は記者会見を開いた。
新井氏は女性職員から精神的苦痛を受けたとし、女性職員への懲戒処分、小野澤議長の辞職とこの問題についての「特別委員会設置」を市議会に設置するように市議会に申し入れもしている。
セクハラの舞台となった新井元市議の自宅で開いた酒席に同席していた市議が三名確認されている。三名とも1期の議員。会派は新井市議と同じやまぶき1名、自民党1名、政晴会1名。テレビで公開された音声データにはその同席議員たちが、新井議員とともに大声を出し、大笑いをしている様子があった。新井元市議が「なぜ私だけ?」という言い分も一理ある。第三者委員会は「性的発言した同席市議たちの行為もセクハラ」としている。しかしいまだ、この同席議員からの謝罪はない。いずれにしても、同席議員所属会派の先輩議員たちは、ただちに「指導的行動」をすべきところ、何もないのも無責任すぎる。
市民の中には①「同席議員」が頬かむりをしていること、(ある議員は駅頭で議会報告を配っており、反省の色もない)②「セクハラ疑惑」なのに女性議員が一人として声をあげないこと、③共産党議員団の黙認、などなどに「川越市議会って何?」と疑問を投げかけている人たちもいる。
4月には市議会議員選挙が控えている。古参議員は「今度当選すれば議長にもなれる、勲章ももらえる、期数が増え、年齢も高いから市議会でも重鎮になれる、だから私を応援してほしい」という運動を展開しているという。
なんてことだ!市議会は一個人の権力誇示の場所ではないはずだ。小野澤議長は「真摯にうけとめ反省し市議会の信頼回復を」としているが、たんなるお題目だけにならないよう願うばかりだ。
大曾根 惠
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