社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
選挙目前ともなると主要駅には朝早くから候補予定者がそれぞれにたち始める。目の前を黙々と過ぎていく通勤客に深々とおじぎをして、ひたすら自分の名前を繰り返し訴えかける。よく見かける光景だ。
率直に私見を述べる。その努力に感心はするもののこれが政治家として求められる姿勢なのかは疑問だ。去る別の候補予定者は頻度はさきほどの人物ほどではないが、特にこびへつらうことなく、自身手作りのガリ版刷り風の活動報告を脇に抱えて、求められれば手渡しするスタイルを取る。手に取りその内容を見ると、議会での活動報告のみに留まらず、自身で提案した政策の成否、また社会への提言等様々な角度からその人の政治姿勢が投影された内容で、いつも感心させられている。私は後者のスタイルが選良として求められる資質を満たしているように感じる。 また別のタイプにはなるが、この時代、防災・防犯・環境問題などある特定分野に優れて強みを持つスペシャリスト的人物も要請されている気がしている。
政治の質の劣化が語られて久しい。天を仰ぎ愚痴をこぼす前に我々に出来ることは何であろうか。まず出来ることは候補者そのひとを直視し、正しい投票をすることに尽きるのではないだろうか。その正しいとは自身で考え抜いた上での投票という行動を経て、良き選良選びに結実する。
投票は我々国民の権利でありまた責務でもある。その良識が輪になり社会を幅広く支えるのである。
一票を恐れず、侮らず。
小松 隆
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