社会
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統一地方選が終わった。川越市は「セクハラ」問題がどう影響するのか注目された。全国放映された新井喜一氏には厳しい審判がおりたが、同席三市議は当選。そのうち一人は3位という上位当選だった。
あるまちの女性市議が、この3位の候補に応援にはいりマイクを握った。SNSが選挙戦に活用される時代だ。この女性市議はSNSでさらに拡散。今、問題になっている。応援する自由はあるにしても、一体なんだということだ。女性市議、公人として「セクハラ市議」とは距離をおくべきだろう。
川越市は現職女性議員が1位、2位だった。女性の立場を守ってほしいという民意のあらわれだろう。市民のための市議会をめざすというスローガンの新人女性候補は票がのびなかった。一方新人ながら2000票近い票で当選した女性候補。川越生まれ川越そだちの定番の触れ込みは同じ、結果市長が応援マイクを持ったほうが落選だった。ホームページの立ち上げ状況や、主婦対編集ライター、年齢の問題などもそうだが、やはり地元自治会をまとめることが川越市議選でも最大の勝利要件だった。
「セクハラは争点にならない」と言い切る事情通。ボス的存在だった人がちょっと女性職員をイジっただけという男性視点が優位ということなのか。しかし、政治の世界はボスが必ず存在する。ボスが去ったあとには新しいボスが。そのボスはおもいっきりの笑顔で有権者に対応する。真の民主主義が川越に根付くように、ボス政治に対して市民は監視の目をきっちりすべきではないだろうか。
大曾根惠
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