社会
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百貨店を中心に間もなく始まる夏のバーゲンセール。今年も前倒しの傾向にある。
もともとは夏本番の7月中旬からスタートするのが恒例だったが、年々前倒しする商業施設が増え、6月下旬まで早まった。
しかしこの状況に歯止めをかけるため、2012年夏に三越伊勢丹ホールディングスの大西前社長がバーゲンセールの後ろ倒しを試みたことは記憶に新しい。1980年代のバーゲンセール開始時期に戻したのだ。それに賛同したのがルミネだった。後ろ倒しすることで定価販売時期を長くし収益性の改善を図ったのだが、あまり効果はなかった。大西前社長の電撃解雇を機に三越伊勢丹ホールディングスのセールの後ろ倒しは無くなった。
購入する側とすれば、バーゲンは早ければ早いほどありがたい。しかし売る側としたら夏本番を前にバーゲンをしてしまったら、増々定価で購入する人が減り悪循環になる。現に私も6月に入ってからは全く洋服を購入しない。一か月もしないうちに30%~50%もしくは70%オフになるのだから、購入しなくなるのは当たり前。
今年の夏のバーゲンは6月28日(金)スタートが多い。浦和伊勢丹、浦和パルコも6月28日(金)を予定している。ルミネは7月下旬。
インターネットで洋服を購入する若者が増える今日。バーゲンなど関係なくZOZOTOWNは常に10%オフ。郊外にあるアウトレットでは毎日がバーゲン。最先端の流行をいち早く取り入れ、低価格で提供するファストファッションの存在も大きい。
バーゲン戦争はもちろん、百貨店の生き残り戦争は益々ヒートアップしていくであろう。
馬淵凛子
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