あらためて水道を考える（Think about Water Supply Service again）

～水道に求められるサービスとは？～

水道水が、実際に人の口に入るのはごく僅か…多くは、皿洗い、洗濯、お風呂やシャワー、掃除、トイレに使われます。車の洗車や草木などへの水まきにたくさんの水を使っていらっしゃる方もおられるでしょう。水道水が飲める必要があるのか？水道は飲む水としては使われていない。高品質な水処理を行い、飲料水にして、高いコストをかけて蛇口まで配る必要があるのか？

世間で売られている飲料や料理に使われる水が、水道水より安いなら、そういうことも言えるかもしれない…しかし、水道水は、それらの何と比較しても、断然に安い。加えて、洗濯、お風呂、シャワーそしてトイレに使われる洗浄水が、飲めないような水であってもかまわないのか。飲めるほどに安全で、無色な水だからこそ、それらの用途にも安心して、蛇口をひねれば当たり前に使えるのではないだろうか？

水道は誰にとっても当たり前であり続けたい…常時、非常時を問わず、安全で安心して使える水を24時間365日、人がそこに暮らしている限り、ずっと供給し続けたい。

Safe water anytime anywhere【安全な水を、いつでも、どこでも】

水道を当たり前にするために、厳しい現実の中でどれほどのチャレンジをし続けてきたのか、そして現在もし続けているのか、水道使用者に正しく理解してもらいたいとのジレンマを常に抱えつつ、「水道を当たり前に使ってもらうこと」水道に従事する、関わる者達の究極の目標はそこにある。　　　

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