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コラム …男の珈琲タイム
人間という生き物は100人いれば100人違う。能力のはなしだ。頭脳然り、肉体然り、性格もまた。だから健康診断の数値もあくまで一つの目安なのだ。一喜一憂する必要はない。要するに己を知り、自分らしく生きることが一番大切なのだ。
私はよく飲み屋のカウンターに座る。そこにはそれぞれの人生が座っているからだ。先日、70歳になる男と出くわした。ウイスキーのロックを毎日コップで3杯飲んでいるという。そして糖尿病、心臓病、高血圧等、5つの持病を持ち毎日17錠の薬を飲んでいるという。そして元気だ。それにしても志村けんさんは残念だ。志村さんの運はどういうものだったのか。同じカウンターにやはり70を越した経営者がいた。ガンの手術を3回、先日退院してきたばかりだという。病気をやっつけるのが趣味だそうだ。いやはや脱帽だ。いいか悪いかは別だ。人間は気力と運なくして生きていけないということを教えてもらっているのが酒場だ。もちろん気力と運だけでは生きていけない。されど気力と運なのだ。同じように愛がなかったらどうか。経済力があればそれなりに生きていける。しかしやはり愛がなかったら生きていく価値がなくなってしまうのも事実だろう。嗚呼!
鹿島修太
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