社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
コロナ感染第2波で解散風がおさまったかのようにみえるが、政治の世界は一晩でガラリと変わるのが常ということを忘れてはならない。
埼玉7区(川越・富士見・ふじみ野)は混沌だ。中選挙区時代は小宮山重四郎対山口敏夫の牙城であった。いまや、重四郎氏長女泰子氏が国民民主党で比例復活。中野清氏の後継であった神山佐市氏が3期目(自民党副幹事長)。しかし、ここで自民党川越支部長である清氏長男、埼玉県議会議員中野英幸氏が衆議院へ出馬準備。二階氏とのツーショット写真入りのパンフレットは配布している。「国政に挑戦します」ということで7区エリアである東上線みずほ台駅から鶴ヶ島駅で駅頭活動。
先日、富士見市長選挙ならびに市議会議員補欠選挙が行われた。市議補選では、自民党籍を持つ小泉あきら氏と八子県議(無所属県民会議・上田知事系)率いる市議会・草の根会派の大塚まさみ氏のガチンコ勝負。700票差で小泉氏が勝った。
中野氏の母が星野光弘市長の家から嫁入りをしており、星野市長と中野県議は従兄弟だ。星野氏は市政運営を考え、補選の小泉・大塚両氏にあくまでも公平な立場を貫いた。しかし、結果は両氏の獲得票数を合計したものより星野氏の得票は下回り、政治の計算とはそういうものだということが如実にあらわれた。
面白いのは神山氏。小泉氏と大塚氏両方にスタンスをおいた。当初大塚氏有利という下馬評と、迎える衆議院選挙で、草の根会派からの支援がほしいのだろう。草の根会派は「是々非々の立場を貫く」とのことではあるが、小宮山泰子氏にも近い。小宮山氏はいまだ、重四郎党が埋火のように保守層に存在し、神山氏の想像を超えることは確かだ。
やはり、国会議員には自分のためではなく、民のために何ができるかを追求してほしいし、有権者も賢くなって選ばなければならないのだ。
三潟正義
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