トップページ ≫ 社会 ≫ コロナ禍での県内首長選をみる(入間・白岡・川越・秩父)
社会
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入間市では県内最年少37歳の杉島理一郎市長が無投票当選となった。杉島氏は早稲田大学から政策金融公庫、松下政経塾から県議二期という経歴もあり、そのキャリアに負けない言行一致、若手県議のなかでも論客として頭角を現していた。しかしながら、まちのリーダーを決める選挙戦が無投票ということは、少し残念な気がする。
ハラをくくって挑戦する人間が少なくなったことは政治の魅力の欠如とも思う。
来月は白岡市長選。埼玉で最後に市制施行となったまち。小島市長勇退にともない、市議会議長経験者が一騎打ちの様相だ。小島氏後継の井上氏は小島市長・地元の土屋品子代議士とのポスター。一方藤井氏は大野知事とのツーショット。白岡は、非自民の岡県議地盤ということもあるが、その中身は自民対非自民とはわりきれないのが実情。
年明けの川越市長選。市長任期は3期12年と弁護士出身の川合市長が平成21年定めた条例があるものの、市議1期、自民党市議団を除名処分となった川目市議(弁護士出身)が出馬準備をする中、「相手に不足なし」と川合市長が四選へ?と巷間ささやかれている。条例を12月議会でどうさばくかが注目でもある。全国で任期1年となった衆議院議員選挙で候補者調整が難航する選挙区同様、中核都市川越をはじめとする埼玉7区。現職神山代議士、比例復活の小宮山代議士に中野県議が出馬準備。出馬表明をしていないので、週刊誌の当落予想に中野氏の名前はない。市長選のあとの衆議院選挙が色濃くなったいま、衆議院選挙を見据えた川合陣営(前回は自民党の渋谷県議、共産党候補との闘いで小宮山代議士系は川合支持だった)はカオスに他ならない。
四月の秩父市長選。四選を目指す久喜市長。北堀元県議が挑む。このカードは三度目。2013年では3600票差、2017年では90票差まで北堀氏が追い上げた。今回北堀氏は自民党埼玉県連の推薦もうけ、激戦が予想されている。
選挙は候補者の努力胆力が一番ではあるものの陣営の団結力と支援者の熱意ある集票力のパワーが勝敗を決める。コロナ禍で決起大会や街頭演説の開催が難しい中、「どう戦うか」も大きなカギとなる。
伊勢谷珠子
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