社会
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今や社会現象となりつつある『鬼滅の刃(きめつのやいば)』の人気は、テレビアニメのみならず映画にまで及んでいる。今月16日に封切られた劇場版『鬼滅の刃』〈無限列車編〉は、早くも観客数、興行収入ともに過去最高記録を続々と打ち立てており、今後も記録が伸びていきそうな勢いである。劇場版の主題歌は、テレビアニメ版のオープニング曲『紅蓮華』(ぐれんげ)でも知られるLiSAさん歌唱の『炎』(ほむら)だ。LiSAさんは、さいたまスーパーアリーナでもお馴染みのアーティストである。さいたまスーパーアリーナは「アニメ聖地巡礼」の地を数多く持つ埼玉県で開催されるイベント及びライブ会場の一つだ。LiSAさんのストーリー性の高い歌が『鬼滅の刃』を大いに盛り上げていることは言うまでもない。
『鬼滅の刃』は人と鬼との切ない物語。先立って「日本一慈(やさ )しい鬼退治」という言葉が公表されていたが、これは『鬼滅の刃』のあらすじを一言であらわしたキャッチコピーとのことである。更にこの度封切られたばかりの劇場版のキャッチコピーには「闇を往く無限列車の中で鬼と立ち向かう」「その刃で悪夢を断ち斬れ」といったゾクゾクするようなフレーズが並んでいる。『鬼滅の刃』〈無限列車編〉の世界観に、令和時代に立ち込めた無限の闇を重ね合わせる人は多いだろう。見えないウイルスをはじめ、社会に蔓延してしまった数々の負の連鎖。この世の闇に潜む鬼の正体も今一歩不確かで不気味だ。何とかして悪しき循環を断ち切りたい思いは誰も皆同じである。
涙あふれれば微笑みもこぼれる「日本一慈(やさ)しい鬼退治」の物語『鬼滅の刃』〈無限列車編〉には、人々の縮こまっていた背筋をしゃきんと伸ばしてくれるパワーがある。このような映画に注目が集まるのは当然だ。
ところで今月は満月が2度も巡ってくる。名月の秋にふさわしいサプライズだ。この絶好の時期に満を持して封切られた、切なくも希望にあふれる物語『鬼滅の刃』よ、心への炎をありがとう。
葉桜こい
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