社会
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13日深夜の地震には驚いた。東北では震度6強。埼玉でも揺れた。東松山ではケガをされた女性もいた。冬の地震は、10年前の東日本大震災を思い起す人も多かっただろう。
14日未明、菅総理が会見した。晴れ晴れとした表情に、すでに嫌な予感。この予想を裏切ることなく「津波もなく、原発もすべて正常」と言って立ち去ろうとしたのだ。記者から質問が飛ぶと「明日9時に会見を」と逃れた。なんで9時なのか。直ちに関係閣僚招集し、対策本部立ち上げではないのか。避難所で一夜を過ごした方もいるのだ。余震も続いているに違いない。
その後のニュースでは停電が一時首都圏でも80万戸を超えたこと。高速道路は崖くずれなどが発生し、通行止め。新幹線も安全点検で運転見合わせ。水道管が破裂し、断水。交通網の遮断やライフラインの不都合、そして何よりも、コロナ禍の避難、当然けが人も増加するに決まっている。なぜ、「国民のために働く内閣」を標ぼうする総理が国民に寄り添う姿勢をみせないのか、やはりこの菅総理には失望・絶望しかない。
地震前の森喜朗元総理の女性蔑視発言。森総理後任をめぐるドタバタ。しゃべりすぎたサッカーチェアマンの川渕さんもお粗末だった。そもそも森さんは、日本を神の国と言ってみたり、当時の首相小泉純一郎さんを訪ね、解散を断念させようとしたときも「干からびたチーズが出た」(実はミモレットという高級チーズであり、その後、ケガの功名でミモレットが爆発的に売れたというエピソードも)という失言王でもある。それにしても、国際的に日本のジェンダーへの立ち遅れは恥なのに、深い反省をしない人々にはうんざりだ。
地震・雷・火事・おやじという格言があった。また世の中を鋭くみている先輩が「◎◎はとなりの火事より怖いということを頭に入れたほうがいい」といったことも思い出した。地震・災害・森に菅。コロナとともに退散とはいかないものか。
大曾根惠
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