緊急事態宣言という言葉が空疎となり人々のゆるみは加速し、感染者は減らない。ワクチン接種2回しても感染するという「ブレークスルー感染」なるものも出現した。

総裁選に菅さんが当然のことのように出馬すると明言し、それを支援する自民党幹部もいるという報道を聞いて、日本の政治がまさに緊急事態宣言と感じる国民は多いはず。コロナ対策の不手際、遅滞したワクチン接種、そして感染爆発、メッセージ力、発信力をもたないリーダー。本当にうんざりする菅総理。

総選挙が近づいてはいるが、コロナ対策を地に足をつけて、民の声を聞く候補予定者や地方議員がどれだけいるであろうか。今こそ国民が何に困り、何を望んでいるかヒアリングする機会であるのだ。まさにピンチをチャンスにするときなのだ。駅頭にたってパンフを配るだけではなく、国民の声を聴くことだ。

今秋の衆議院選挙、来夏は参議院選挙、そして再来年は統一地方選。入間市では早々と県議選公認候補が公募された。結果は元議長のご子息が選ばれた。こういう地方にもまだ世襲制が色濃く残っているとは。優秀な人材を選んだというコメントにも鼻白む。

氷川まこと