社会
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寒の入りを迎えて間もなく、関東地方の広範囲が雪景色となった。
雪をまとった梅の木は実に美しく、例えがたい風情を醸し出している。来月になれば梅の花も見頃になってくるだろう。その前に、氷点下続きで冷えてしまった体をしっかりと温めておきたい。
越生梅林は関東三大梅林としても知られており、越生町は埼玉県民にとっても馴染み深き梅の里だ。また越生の梅は、素朴で親しみやすい味も人気である。
梅と言えば梅干し。
梅干しが体に良いことは、日本人はそれこそ体で知っているかと思う。
さて「梅にお茶を加える」。この一手間により、更に免疫力が高まることに期待が持てそうなのだ。
煎茶を使った「梅干し緑茶」や「焼き梅干し緑茶」も非常に良いが、今年の冬は、リーズナブルで爽やかな「番茶」を使った「梅醤番茶(うめしょうばんちゃ)」をおすすめしたい。
梅干し(潰す)、生姜(絞り汁)、醤油(適量)を混ぜ、番茶を注いでいただくと、体が芯から温まる。じわじわとくる温かさは充実感に繋がり、ガブ飲みの防止にもなる。滋味あふれる梅醤番茶を手作りすれば、個人個人で適量の加減が自由に出来る。体調に応じて、梅干しや生姜の量を変えてみよう。醤油は入れ過ぎない程度に。番茶はほうじ茶でも大丈夫。
ゆっくりと花見が出来る保証もない昨今ではあるが、狭山茶の番茶と越生の梅で、体を芯から温めながら、早春の花の開花を待とう。
葉桜こい
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