社会
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安倍元総理襲撃について、「なぜ防げなかった」との報道があとを立たない。起こってしまった事案について、批判するのは簡単だ。
セキュリティポリス、通称SP。警視庁警備部警護課。日本の警備最高峰だ。胸にSPのバッジが光る。身長173センチ以上。柔道剣道合気道3段以上。拳銃を扱う確かな腕、語学堪能などの要件を満たす警察官。総理はじめ大臣、衆参議長、政党要人を警護する。
関口まさかず候補は参議院議員会長であり、警護対象者。少なくても選挙カー(選挙カー車内にはSP1名)、県警警備車、自家用車などが車列をつくる。この車列をみたのは、故土屋義彦氏が全国知事会の会長をつとめていたときの選挙以来だ。
SPは、身だしなみから。櫛目の効いたオールバック。プレスが行き届いたスーツ。しかし、急にそなえてボタンはかけていない。体力もそうだが精神的な持続力が必要。
あるコメンテーターが安倍襲撃をとらえて「警護員の直感力」がなかったのではといっていたが。いうのはたやすい。安倍元総理をお迎えしての終盤の街頭演説会。猛暑の中での選挙戦。陣営にも集中力の欠如もあったに違いない。選挙カーの位置。マイクの状況。聴衆に対しての安倍元総理の見えやすさなどなど。あらゆる条件をクリアした陣営とSPをはじめとする警備警護の呼吸が合うことが大事であり、そのうえでの警護だ。
安倍元総理については本当に悲しい事案だ。安倍さんに恥じないよう、政治も経済も生活も、そして警察体制も総点検すべきなのだ。合掌。
伊勢谷珠子
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