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どうする!行田(埼玉県内統一地方選異聞・その1)
2023年01月31日
行田市は4年前、自民党埼玉県連幹事長・鈴木聖二氏を柿沼たかし氏が破った注目選挙区だった。鈴木聖二氏はその後病に倒れ、帰らぬ人となった。鈴木氏の無念、雪辱を果たすべく夫人である鈴木きょうこ氏が、この春の県議選には自民党公認として出馬予定だ。そして、鈴木聖二氏の実妹細谷美恵子氏(行田市議)が市長選に出馬表明となった。ありえない構図である。
統一選は県議選の投票日の一週間後に市議選・市長選が告示される。鈴木家が県議と市長に参戦するということ、市民感情は計り知れない。
その行田市長選は現職市長に3人の女性が挑み、市議トップ当選を果たした高橋市議も参戦で5人の候補による大混戦。3人の女性とは前副市長の石川隆美氏、前述の細谷氏そして、こうだ邦子氏だ。こうだ邦子氏は民主党からみんなの党へ、そして、小池百合子氏の希望の党へ。さらには埼玉県知事選では大野もとひろ氏、青島健太氏(自民推薦)との三つ巴が予想されていたが告示日の直前、熱中症による体調不良を理由に立候補を断念した。現在では自民党・埼玉県ふるさと振興支部・支部長。今や最有力候補とみられている。しかし、選挙はみずもの。こうだ氏は「行田とこうだ(行田)」とすでにイメージ戦略を張って、意気軒高だが、カオス状態の行田市。まさに「どうする!行田」なのだ。
氷川まこと
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