社会
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西武鉄道の池袋線系と新宿線系で運行された「銀河鉄道999デザイン電車」は、まだまだ記憶に新しいところだ。
このインパクト絶大な電車をデザインしたのはもちろん、先月『星の海』へと旅立った漫画家の松本零士さんである。
長女の松本摩紀子さんによると、松本零士さんは生前、『遠く時の輪の接する処で、また巡り会える』と常々おっしゃっていたという。
悲しみの中にも、何かとても救われる思いの残る訃報であった。
宇宙飛行士候補の1人、米田あゆさんは「宇宙からすてきな星である地球を眺めたい」と述べていた。また「地球から見た月ではなく、月から見た地球が優しく光っているか興味がある」のだとも。
このような米田さんの発言の源に、松本零士さんのSF作品があったのだとしたら、それはなかなか頼もしいことである。
人々の心から希望の灯りが消えない限り、地球というすてきな星は、優しく光ることが出来るのだろう。
近くとも遠く、遠くとも近い、幸せを探す人類の旅は続く。
葉桜こい
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