トップページ ≫ 社会 ≫ 順天堂大学病院は埼玉県にはこない
社会
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大きなニュースが走った。順天堂大学病院が埼玉県への進出を断念してしまった。知事の大野さんも首を垂れて残念がった。800床の大学病院開業中止は、県にとっては大きな問題だった。何があったのか。医師会からの圧力か。あまりもの唐突な進出キャンセルだった。何しろ、県にとって順天堂の天野教授の存在が大きかった。蓮田の出身で、一時はさいたま市長あるいは知事候補にも名前があがった。天野教授にもっとも近い親族が10年前に埼玉県議会議員をやっていた。誘致の確率は実に高かったのだ。順天堂の天野教授といえば、天皇陛下(現上皇陛下)のバイパス手術の執刀医としても知られている。県民の無念さは想像を絶した。人生、一寸先は闇だ。それにつけも闇と謎はいつ晴れるのか。医師不足の埼玉県が、重大な局面に立たされていることは事実だ。この広大な土地を今後どう活用するかが新たな問題だ。
鹿島修太
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