トップページ ≫ 社会 ≫ 店の名は?「魚がし 大膳」 ~懐にやさしい一流の店
社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
さいたま市の飲食店の数はおよそ4500にものぼる。
そのなかで、生き残れるのはほんのわずか。
不景気真っ只中、庶民の財布のひもは、ますます固くなる。
飲食店が生き残れる秘訣は何か。
旨い、安い、店主の人柄。これにつきる。
そんな店を探しにさいたま市を探検。
埼京線・南与野駅のほど近くにそんなお店を発見した。
店の名は「魚がし 大膳」。
「魚がし」とつくだけあって新鮮な刺身が堪能できる。
新鮮な刺身はどこにでもあるが、おおよそ高い。
しかし、ここは安い!安くて旨いのだ!
店の外には、本日のおすすめが書かれたボードがある。
これが客の懐を安心させ、店内へと誘う。
入口には「一生懸命・営業中」の文字。
店主の心意気が伝わってくる。
のれんをくぐり、いざ店内へ。
まず目にとまるのは、寿司屋を思わせるカウンターである。
それもそのはず、店主は、かの有名な「がってん寿司」の元総料理長。
店主のいた大宮店は、回転寿司である「がってん寿司」が、ワンランク上の回らない寿司屋として、はじめて手がけた「江戸前がってん寿司第1号店」。
店主の巧みな手さばきと口さばきがその歴史を物語る。
その店主が、寿司だけにこだわらず、多くの料理をだしていきたいという熱い想いから始めた店である。
正直、回らない寿司屋はハードルが高いというイメージだ。
そのハードルを取り払い、店主の想いと客の願いが合致したからこそ、商売繁盛につながるのではないか。
そして熱き想いが形となり、どの料理も客の舌をうならせる。
勿論、海鮮料理はいうことはないが、特におすすめが、コロッケだ。あつあつの手作りコロッケは何個でもいけそうだ。
けいこさんが作るパスタも絶品。
週末問わず店内は千客万来の大盛況。
埼玉大学の学生さんの姿もみられる。
学生さんから、サラリーマン、ミセスまで、客層も幅広い。
ビールを片手に、明るくにぎわう店内で秋の味覚を存分に食する。
気取らない、そんな店が疲れた体を癒してくれるにちがいない。
(古城 智美)
魚がし大膳 ホームページはこちら→ http://www.uogashi-daizen.com/
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