社会
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得意絶頂の自民党幹事長石破さんが2回もさいたま市にやってきた。スピーチは意外と上手だ。ユーモアセンスもあって、結構人を魅きつける術も心得ている。公明党の井上幹事長も来たもんだから、人はそれなりに集まった。唯、気になることを言っていた。“清水さんは自民党を裏切った”えっ!清水さんて自民党をぬけて無所属になり、当時の相川さんの多選を批判しただけで、自民党に反旗をひるがえした事実は無い筈だ。通常、首長に立候補する時は党を離れて無所属となる。裏切りでも何でもない。もう一つのえっ!は石破さんこそ、自民党をぬけて新進党のエース格で自民党と戦ってきた過去があって、それも悪いことでも、批判されることでも無い筈だ。御当人、長沼さんも自民党を離れて、フロンテアとか、新進党に近い立場で自民党と対峙していたりっぱな過去がある。そして公明党。この党もかつては新進党と一緒になって自民党と対決した歴史をもっている。だから、何ということはない。人を批判する時、自分のことは差し置いて、他者を“裏切り”というきつい言葉を使ってはいけないのだ。それにしても、多くの市民は国政選挙でもないのに、何でこんなにも大物が次から次にやってきて、中央とつながっていなければ政治はできないなんて、一昔前の昔話をしているのか首をかしげている。昔の大蔵官僚だったひとでさえ、「そんなはなし、今は通用しないですよ」と笑っていた。
何で自民党はさいたま市に熱中するのだろうか。というより何故か自民党は政権をとって、何でもやってしまえという誤れる焦りがあるのではないだろうか。憲法改正大いに賛成だ。しかし、何が何でも96条を改正したいと焦りすぎて、何故今、憲法改正なのかの説明が不足している気がしてならない。だから最近の世論調査は、96条改正には反対の人達が多くを占めるようになった。本当、さいたま市長選どころではない。というのがみんなの実感のようだが。
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