ワールド・マラソン・メジャーズ（ＷＭＭ）に加入することにより世界最高峰になった市民マラソンである東京マラソン。

そのスターターを務めるのは例年、開催地である東京都知事である。

今年走る私としては最も気になるところだ。

二年前の出場時は石原元都知事が務めた。昨年はマラソンも趣味という辞職した猪瀬前知事。

今年はいったい誰になるのか。

航空幕僚長の田母神俊雄氏は無所属で出馬すると正式に表明。

マスコミによると舛添要一氏が有力とある。

また一部の報道によると東国原氏や細川元総理がでるとかでないとか。

個人的にはジャーナリストである池上彰さんのような物事を深く多角的に見られる力のある方に日本の首都のトップに立ってもらいたいものだ。

しかし池上氏は生涯ジャーナリストと宣言をしている。

「誰がなっても同じだ」「特に関心がない」とい気持ちを拭い去り、東京都民が昨年の漢字一文字の「輪」となりこの選挙に向かってもらいたいものだ。

東京はオリンピック開催地として世界にも注目されている。

だからこそその一票の重みを再認識し、無駄にすることなく投じてほしい。

さて、2月23日。東京が一つになる日。

ランナーはそれぞれの夢と想いを背負い、ゴールに向かう。

そのスタートの号砲を鳴らす重要な役割を担うスターター。

ランナーと同じ、夢を持ち、諦めることなく、前へ前へと進んでいく実行力のあるクリーンなスターターに出逢えることを望んでやまない。

（古城　智美）