トップページ ≫ 社会 ≫ 確かな人選力~来たるべき選挙に向けての選活をしよう
社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
人を判断するときは、人間の心理として大方、外見や容姿でみてしまう傾向にある。
たとえば佐村河内守さん。
あの記者会見の髭やサングラスもない短髪のふてぶてしい顔が露わになった彼を現代のベートーベンと称したであろうか。
いかにも芸術家らしい秘めたる風貌に多くの人は偽りと見抜けなかったはずだ。
そして小保方さん。
論文の正否はさておき、可憐な顔でうるうるさせた瞳で訴えられたら、彼女は間違っていないと錯覚してしまいそうだ。かわいそうにという同情すら覚えてしまう。
だが、彼女はひとりの科学者だ。観る側、受ける側が科学的根拠を提示できない彼女を冷静に判断することが肝要である。
政治家もこれと同じことがいえる。
美しい顔の女性立候補者がマイクで有権者に訴えかける。いや握手もする。「お願いします」と美しき笑顔でお願いされたら、それに応えてあげたいと思う世の男性が多いのではないか。その証拠に、2年前どこかのまちで居住実態のないタレントが市議に立候補し、初当選で5位(34人が立候補)という結果を打ち出した。
正直、私も以前は投票所に向かう道すがらポスターを見て1票を投じていた。顔は内面をあらわすと思っていたので、まず顔、だった。(未熟さの表れである)
しかし、この書く、伝えるという仕事に携わり、人を選ぶことの大切さを認識した。そう、政治家選びである。
好きな顔だからなどという安易な理由だけで配偶者を選んでいたら、結婚生活も上手くいかないだろう。じっくり婚活をすることによって良い配偶者と出会い、より良い人生となる。
同様に市民、県民、国民の義務としてじっくり政治家選びをすることが重要である。
そのためには候補者の訴えを聴き、候補者のホームページやブログ、Facebook・TwitterなどのSNSで候補者の実績や人となりをよく吟味する。
このような婚活ならぬ選活がまちをよくする第一歩につながるはずであろう。
(古城 智美)
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