トップページ ≫ 社会 ≫ 世界遺産に内定 日本で最初の富岡製糸!
社会
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富岡製糸場が世界遺産として登録が内定された。
2013年に世界遺産として登録された富士山に比べると認知度も低く、どこにあるのか知らない人も少なくない。
1872年に日本初の本格的な器械製糸工場として、群馬県富岡市に設立。
フランスの技術者の元で生産を開始し、富岡製糸での経験者が全国の製糸場に技術を伝えた。
日本の近代化や絹産業・交流に大きく貢献した工場なのである。
富岡製糸場が今、インターネット上で「元祖ブラック企業」と騒がれている。
それは、映画「ああ、野麦峠」の寝る時間もなく働かされ、風呂にも入れず、流行病になったら家に帰されるというイメージが頭に浮かんでしまうからであろう。
富岡製糸場の工女達の労働環境は充実し、当時は一日8時間労働で、食費、寮費、医療費などは製糸場もちで、制服も貸与された。
しかし、仕事は厳しく、様々な規律があったことや騒音に悩み、ストレスを抱える工女も少なくなかった。
何を基準にブラック企業というのだろう。判断は難しい。
「日本で最初の富岡製糸」と上毛かるたでうたわれているように、群馬県で生まれ育った人は誰でも知っている富岡製糸場。
上毛かるたとは、群馬県の名所や名物、歴史を教えるために1947年に作られたかるたで、小学校に入学すると必ず暗記し、冬にはかるた大会が開催される。
今でもその風習は受け継がれている。
群馬出身の私自身一度も行ったことのない富岡製糸場。
連休に実家に帰り、一番身近な世界遺産(内定)を楽しんでこよう。
(馬渕 凜子)
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