トップページ ≫ 社会 ≫ 熱い走りに市民も熱狂~2014ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム
社会
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快晴に恵まれた10月25日土曜日、「2014ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」が、さいたま新都心で開催され、大勢の観客で賑わった。今大会よりさいたま市に埼玉県も共催者として加わり、周回コースも前回より400m延長され、スーパーアリーナ内もコースに加わった。スーパーアリーナ内がコースに加わったことにより、有料観客席とオフィシャルサポーター席が設置されるなど、昨年の反省点を踏まえ、運営面や集客面でも様々な部分で修正があった。また、1人でも多くの人に見てもらうため、オーロラビジョンが各所に設置されるなどの工夫も凝らされた。そして、会場近くの三菱マテリアル事業所内でも「2014サイクルフェスタinさいたまクリテリウム」が開催されるなど、周辺でも様々な催しがあり、地元企業や市民を挙げて盛り上げた。
昨年は雨で中止された体験走行も、今年は無事に実施され、大勢の市民が参加した。「ツール・ド・フランス」本大会で活躍した海外選手たちも市民と様々な場面で交流し、最高の雰囲気の中でレースがスタートした。
1周3.1kmを20周で争われたメインレースは、終盤まで10名が先頭集団を形成し、勝負はラスト500mの直線コースだった。猛烈なデッドヒートを制し、初優勝を飾ったのはマルセル・キッテル選手(ドイツ)。 キッテル選手は「ツール・ド・フランス」本大会でも昨年と今年、区間4勝している強豪選手で、平坦なコースを最も得意としている。最後の直線コースまで溜めに溜め、爆発的な瞬発力でスプリント勝負を挑んだ末の勝利だった。
大きなトラブルもなく、無事に終了した「2014ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」は、昨年以上にパワーアップされ、世界中にさいたま市をアピールすることができた。清水勇人さいたま市長の安堵した表情が印象的だったが、早くも「2015ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」開催に向けて動き始め、フランス側の主催者であるASO社も清水市長に対し、基本的に来年も継続する意向を示している。
今年から埼玉県も共催者となり、上田清司知事も手ごたえをつかんだ様子だが、来年は埼玉県とさいたま市の連携を強化し、さらにパワーアップされた「2015ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」を見ることができるだろう。
(直木 龍介)
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